この記事を読んで頂いているみなさんは20~40代の方々だと思います。日々の仕事や家事に追われ、ふと我に返って落ちつくのはだいたい20時以降じゃないでしょうか。そこからの時間の過ごし方と言えば、夕食と入浴。やはり一日の終わりには明日への活力として夕食時にビールやハイボールなど一杯飲もうかな?って人多いですよね。
ただしボディメイクやダイエットをしているときに、飲酒は悪いイメージが多いと思います。ただその悪いイメージというのは漠然としているのではないでしょうか?
今日はなぜ飲酒がボディメイクやダイエットに悪いのかという事を学んで、飲みすぎを抑制したりお酒との付き合い方のヒントにしてもらえればと思います。
対象者
いまから記載する内容は下記のような人に有効です。
- ダイエットしている方
- ボディメイクしている方
- お酒好きの方
この記事を読むと学べること
いまから記載する内容を読むと下記のようなことを学ぶことが出来ます。
- 飲酒が及ぼすダイエットへの影響について
ダイエットにおける飲酒の影響について
お酒のカロリーについて
アルコールってカロリーあることご存じでした?アルコールは1gあたり7.1kcalもあるんです。糖質・タンパク質で4kcal、脂質で9kcalなのでちょうど真ん中ぐらいですね。そしてだいたいお酒においては糖質が含まれている場合が多いです。なので、お酒のカロリーはアルコールのカロリー+糖質のカロリーとして考えることが可能です。
ちなみにアルコールのカロリーはエンプティカロリーと呼ばれます。エンプティとは英語で「空っぽ」という意味になるのですが、アルコールのカロリーは栄養素が無く、体に蓄えられないためそのように呼ばれています。カロリーが空っぽでカロリーが無いという意味ではなく、体に蓄えることができないカロリーと捉えてください。せっかくカロリーを摂取するのにタンパク質・脂質・糖質のように体に良い働きかけをしてくれるわけではないという事です。
ちなみに、お酒の種類によって糖質量が全然異なるためアルコール量にもよりますがカロリーが大きく変わってきます。
■糖質が含まれるお酒(100mlあたり)
・梅酒 :糖質22.0g
・紹興酒:糖質5.0g
・日本酒:糖質4.0g
・ビール:糖質3.5g
・白ワイン:糖質2.0g
・赤ワイン:糖質1.5g
■糖質が含まれないお酒(100mlあたり)
・ウイスキー
・ブランデー
・ジン
・焼酎
実際飲む場合はしっかりカロリーを確認して飲むべきですが、ケトジェニックダイエットをしている場合においては、糖質が含まれるお酒を飲めないので注意する必要があります。
お酒の消化について
飲酒をすると、肝臓でアルコールが分解されます。人間の体からすると他で摂取したエネルギーよりもアルコールが入ってくると、アルコールを優先して処理しようとします。つまり他の食べ物から摂取したエネルギーは後回しで消化されてしまいます。そのため、それらの栄養素がうまく消化されず代謝されないために、体脂肪として蓄積しやすくなってしまいます。なのでアルコールの摂取はダイエットにおいて天敵と言えます。
お酒の悪循環について
お酒は魔のアイテムだと思ってください。本来はみなさん理性をもってボディメイクやダイエットに励んでいます。しかし、飲酒はその理性を吹っ飛ばしてしまいます。そのため、飲酒をした後はついつい暴飲暴食してしまいがちです。なので、一度飲酒をしてしまうと基本的に理性が飛んでリミッターがなくなってしまうという事を肝に銘じておくべきです。
そのため飲酒をすると
・お酒にもカロリーがあるので飲みすぎるとカロリーオーバになる
・リミッターが外れて、ついついおつまみを食べすぎてしまってカロリーオーバになる
・肝臓が優先的にアルコールを分解するため、体脂肪になりやすくなる
という悪い影響しかありません。
よって、基本的には「飲まない」という選択肢がベストというのは間違いありません。しかし、お酒によって日々の生活に幸福感がもたらされたり、息抜きという側面がありますので、お酒との付き合い方についても考えていきましょう。
お酒の影響を減らす方法について
アルコールを摂取すると、肝臓の消化活動がアルコールを優先してしまいます。では、アルコールを摂取しても肝臓の消化の影響を減らす方法はあるのでしょうか?
残念ながら、そのような方法はありません。
ただし、基本的にはアルコールの摂取を最小限に減らすという事が大切になりますので、基本的には飲まないor飲んでも量を最小限にするという事が重要になってきます。
お酒の量を減らす方法について
お酒の量を減らす方法として有効なのは、事前にプロテインを飲んで飲み会に参加したり自宅でお酒を飲んだりする方法です。事前にプロテインを飲むとタンパク質の補給にもよいですし、タンパク質を摂取することで満腹中枢が刺激されて満腹感を得ることが可能となります。それにより飲酒量を減らす効果が期待できます。
次に、お酒を飲むたびに水や炭酸水を飲むというのも一つのテクニックです。居酒屋でも自宅でもジョッキなりグラスを1つ空にしたら、次は水や炭酸水のグラスを空にするというルールを設けることです。水を飲む事で満腹感も味わう事も出来ますし、何より悪酔いを避けることが可能となります。実際、お酒が進んでるときってある程度酔ってきてるので食欲が沸いてしまっている状況が考えられます。なのでお酒自体を飲みたい!という感覚よりも、何か食べたい、何か飲みたい!っていう願望の方が強くなることがあります。そういうときに意外とお酒じゃなくても水や炭酸水を飲む事でも結構満足できます。
最後に、つまみを1品ずつオーダするという事です。最初にまとめてあれこれつまみをオーダしてしまうと、飲み物がなくなるとすぐに飲み物をオーダしてしまいます。しかしつまみを1品ずつオーダするとそのつまみもゆっくり食べるようになりますし、次のオーダをするにも出てくるまで時間がかかります。それによって、食べすぎ飲みすぎを抑制する事が可能となります。
飲酒は結局太ってしまう
お分かりいただけたように飲酒をすると食べ過ぎもありますし、単純に体脂肪がつきやすくなることがわかっています。なので、飲酒はダイエットにおいてはマイナスしかありません。なので基本的にはダイエット中においては飲酒はしない事が最適と言えます。
飲酒の翌日のダイエットについて
飲酒をした場合食欲も大幅に増えて食べ過ぎたりしていることもありカロリーオーバしていることが考えられます。ではその翌日どうしたらいいかと言いますと、普通の食事に戻すだけで大丈夫です。一番やってはいけないのは前日のカロリーオーバを取り返すために絶食したりすることです。
急激な空腹状態に陥ると体のコンディションも落ちてしまいますし、飲酒により体もダメージを受けていますので栄養はしっかりとって体の回復をするように努めてあげます。
なので飲酒をしてカロリーオーバをしてしまったとしても、食事を普通に戻しそれを継続するように心がけましょう。もしそれでも不安だということであれば、食事の置き換えを行いましょう。
たとえば、朝食をプロテインだけにしてカロリーを減らすとか、昼食を洋食から和食にするとかであれば負担なくカロリーを減らすことが可能になります。
まとめ
基本的には飲酒においてはいい影響がないことがご理解頂けたと思います。そのため飲酒量を減らすというのがポイントとなってきますがプロテイン、水、炭酸水を利用することで飲みすぎを防止する事が可能となります。また飲みすぎない事によって理性を維持できますので食べ過ぎを防ぐことも可能となります。
ぜひお酒とは適切な付き合い方をして、ダイエットやボディメイクを成功させましょう。
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