1週間で3kg痩せるダイエットの嘘

食事
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夏も折り返しに入ってきましたね。そんな中、急に海にいく予定が入った!とか、川にいく予定が入った!とかで、急に水着を着ないといけないって人もちらほらいるのではないでしょうか。

そんな状況下で、youtubeやwebを見ているとこんなの見かけませんか?

「簡単に1週間で3kg痩せるダイエット」

藁にもすがる思いで、飛びつく人がいるからこういう目をひくフレーズが流行るんだろうなと思います。確かに1週間で3kgの体重を落とすことは可能です。しかもある程度無理なく。。。

しかしそこは落とし穴があります。今日はそんな1週間で3kg痩せるダイエットみたいなものがなぜ信じてはいけないのかともに学んでいければと思います。

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対象者

いまから記載する内容は下記のような人に有効です。

  • これからダイエットを始める方
  • なぜこのようなフレーズに騙されてはいけないかご存じない方

この記事を読むと学べる事

  • 1週間で3kg体重が落ちるロジックついて
  • なぜこのようなフレーズを信じてはいけないのか

そのダイエットの正体とは、、、

今日はこの「1週間で3kg痩せるダイエット」という魔法のような言葉について学んでいきたいと思います。ただし最初にまず私が一番大切だと考える「ダイエットとはなんぞや」という事から説明していき、この「1週間で3kg痩せるダイエット」の方法やロジックについて学んでいきましょう。

ダイエットの考え方

まずそもそも大切なこととしてダイエットというのは単純に「体重をへらす」という事が目的ではないということです。確かに一般的な体重より遥かに重い方はそういう考えに至りがちだとは思います。体重が遥かに重くなってしまった結果、健康被害が発生しなんとかしてまず体重を落とさないとという人がいるのも事実です。ただしほとんどの人はそうではないと思います。

だいたいの人が健康的な被害は多少あっても「健康的に痩せたい」「魅力的な体になりたい」という事が目的としてあって、それを実現するためにダイエットを行っていると考えております。

それらを実現するためには、ベースとして「筋肉量を維持するか増やす」「脂肪量を減らす」という2つの行動を行っていく必要があります。ただしその適切なダイエットを行おうとすると、筋肉量を維持したり増やしたりするため、筋肉は脂肪より重いため基本的にはそんな急激に体重が落ちることはありません。

なのでよく広告などで1週間で3kg痩せるダイエットというのは、いかに過激なものであるかご理解いただけると思います。

そしてこの「脂肪量を減らす」ということについて深堀していければと思います。

脂肪1kgのカロリーについて

脂肪1kgのカロリーはだいたい7,200kcalと言われております。仮に3kgの脂肪を無くそうとすると、21,600kcalとなります。これを7日間で均すと、だいたい1日にマイナス3,100kcalの生活を行なう必要があります。ちなみに女性の平均基礎代謝が1200kcalで男性の基礎代謝が1500kcalですので、完全に絶食をしたとしても、さらにそこからだいたい1,800kcal分のカロリーを消費させる必要があります。

1,800kcal分のカロリーに値する運動

運動強度によりますが、ジョギングは走ったキロ数×体重が消費カロリーの目安となります。となると、仮に50kgの女性ですと36km、80kgの男性ですと22.6kmも走る必要があります。毎日ハーフマラソン以上の運動を行なう必要があるということです。しかも絶食状態でかつ7日間連続で。

いかに現実的じゃないかという事がご理解いただけたと思います。だけどある方法を行うと、体重が3kg減るのは事実なんです。。。

1週間で3kg痩せれるダイエットの方法

では実際1週間で3kgの体重を落とす方法はというと、、、「糖質の摂取を完全にゼロにする」ということです。タンパク質や脂質は摂取しても問題ありません。

なぜ1週間で3kg痩せれるのか

なぜ糖質を完全にゼロにするだけで1週間で3kgも体重を落とすことが可能かというと、体内の水分が抜けているだけなんです。

糖質を摂取すると分解され、グルコース血液内に溶け込み、そこから筋肉や肝臓にグリコーゲンとして体内に蓄えられます。実はこのグリコーゲンがポイントなんです。グリコーゲンの分子1つに対して水の分子を3つ〜4つぐらいくっつけるという性質があります。

体内に蓄えられるグリコーゲンは、だいたい2,000kcalぐらいあります。その内訳として筋グリコーゲンで400g、肝グリコーゲンで100gほど蓄えられています。分子の性質上、グリコーゲンと水分がくっつくのでですが、グリコーゲン1gに対して水分が3g〜5gぐらいくっつきます。。仮に4gだとしたら筋グリコーゲンの水分が1,600g、肝グリコーゲンの水分が400gとなります。なので糖質をゼロにすることでグリコーゲンが失われていきますので筋グリコーゲンと肝グリコーゲンで500g、それらにくっついている水分で2,000gの合計2.5kgも失われることになります。

また1週間の中で糖質カットによるカロリー減などを考えると、だいたい合計3kgぐらい「痩せたように見える」ということなんです。しかし3kg痩せたのではなく3kgの体重が減っただけで減ったのは水分であり脂肪量は大して減っていません。

ダイエット自身を継続させるコツはこちら

繰り返し行なうことが不可能なダイエットである

1週間で3kg体重が落ちるロジックはご理解いただけたと思います。では、考えてみてください。それを連続2回の2週間行ったとします。最初の1週間はたしかに約3kgの体重は減少すると思います。ただし2周目はそうもいきません。理由としてはすでにグリコーゲンが失われており、糖質制限をしても水分が減らないため体重が落ちません。なので、最初の1週間のみしか有効な方法ではないと言うことです。

すぐに体重がもとに戻る

仮に1週間で3kgの体重が落ちたとしましょう。ここで再びおにぎりなどの糖質を摂取すると、グリコーゲンが補給されてしまいます。すると体が元の状態に戻ってしまうので、体重がすぐに元に戻ってしまうんです。一生、糖質を取らない生活をする覚悟がある人がいるのであればそれを維持することは可能かもしれませんが、人間のエネルギーとなる糖質を取らない生活を一生続けるのは現実的ではありません。

まとめ

1週間で3kg痩せるダイエットはただ水分が抜けたけという事がご理解いただけたと思います。また糖質を摂取するとすぐに元に戻ってしまうので、現実的ではないということがご理解いただけたと思います。確かにケトジェニックダイエットのようにそれを2ヶ月など継続することで脂肪を優先的に燃やすダイエットはあります。それは確かに科学的にもしっかり根拠だてされており、しっかり脂肪燃焼することがわかっています。しかし「1週間で3kg痩せるダイエット」は脂肪燃焼はせずただ水分が抜けただけなのでダイエットをしている人のゴールである「健康的に痩せたい」「魅力的な体になりたい」ということは実現することはありませんので、ご注意ください。

ごん太

若かりし頃はサッカーに没頭し空手では全国大会出場。
その後、大学では登山部で代表を努めるも
社会人になって気づけばブクブクとふとって
最大90kgを超え、健康診断の結果も最悪なことに、、。

そこから一念発起して飽き性にも関わらず
筋トレや有酸素運動を継続できるように!

いまではジムはビジターで通い、
自宅にエアロバイクとハーフラックを購入し
バーベル、ダンベルをこよなく愛し
自宅トレーナーとして活動しています。

今まで苦手だったことを習慣化できたので
それらのコツなどをみなさんにシェアしたいと思ってます。

筋トレインストラクター資格保有

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