サンダルランニングを紐解く① 気になるサンダルランニング、私もやりたーい!

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またしても、突如ひらめきが降りてきました。「おし、サンダルで走ろう!」

そもそも私がトレランを知ったのは、「BORN TO RUN走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の走る民族」(クリストファー・マクドゥーガル著)を3年ほど前に読んで。ランニング界では言わずと知れた名著ですが、運動にこれっぽっちも縁が無かった私には、衝撃的な内容でした。
BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

素足に近いペラッペラの手作りサンダルで、数百キロを笑いながら走るタラウマラ族という山岳民族がいる。そして、山岳民族ではないウルトラランナーと呼ばれる人たちの中にも、ペラッペラサンダル愛用者が多い。

サンダルランナー、私の脳内イメージ。タラウマラ族ではありません!

いやいや、足痛なるやろ。100キロなんて車移動する距離やん。足裏裂けないか?

この本の著書はもともとロードランナーで、自身がランニングにより負った足の故障の原因を解明するべく、運動、食事、医療、文化人類学…多分野の専門家を訪ね歩く。やがて辿り着いたのは、ランニングについて常識だと思い込んでいたことの多くが間違いだったという事実。足を保護し、速く走るために最善だと思っていた、クッション性がある多機能スニーカーがランナーの故障の原因だということを知り、愕然とする。

人の体は元来長距離走に適した構造をしている。狩猟採集時代には、長時間走り続けて俊足の草食動物を追い詰め、捕獲することが出来ていた!それがふかふかのスニーカーを履いていると、せっかくの体の機能が活かせないばかりか、不自然な走り方を誘引して体を壊すことになる。この本では、ふわふわクッション、エア入りのシューズをランナーに広めたナイキの行為はもはや犯罪的であるとまで言ってます~。

えーーー!そんなバカな!エアなんとかとか、そういうスニーカー大人気やん。

誰もが一足は持っているスニーカー。靴が悪いというより、何かに頼ろう、守ってもらおうという己のメンタルと向き合うのだー!(笑うセールスマンふうに)

走ることから、生きることの根源的な喜びへと踏み入っていく本の内容は、運動歴ゼロのアラフォー女子の心にも深く染み入りました。そして3年後の今、まんまとトレランにハマるトレランをはじめたきっかけはこちらの記事で)。でもサンダルで走るのは、山岳民族のみなさんやウルトラランナーのみなさんという異次元の先輩方のやること。そう思っておりました。

でもでも。トレランイベントやインスタ投稿で、ペラッペラサンダルで走っている人結構おるやーん。スポーツショップにも「ゼロシューズ ジェネシス」など、ペラッペラサンダル売っている。サンダルランナーさんに「それで走るとどんな感じですか?」と聞いてみると、「最初は痛いけど、慣れるとこれが一番走りやすい」「膝を故障したのをきっかけにトレランシューズからサンダルに変えたら治りました」などのお答え。気になる気になる、サンダルランニングが気になって眠れない。これはリサーチせねばならぬ。

寝ないで調べたサンダルランニングの基本情報はこちら!

  • タラウマラ族が履いているサンダル(古タイヤを足の形に合わせて切り抜き、皮ひもを通して自作する)のことを「ワラーチ(ワラッチ)」といって、そのサンダルを模して作られたサンダルが販売されている。「ゼロシューズ」「ルナサンダル」RUNSUN」など
  • ワラーチで走ると地面に着地する衝撃が足裏にもろに伝わるため、シューズで守られて働いていなかった足本来の機能を使えるようになる
  • ランニングフォームを意識して練習しなくても、自分の体に負担をかけない走り方が自然とできるようになる
  • ワラーチは自作することもできる「マンサンダル」「RUNSUN」では自作用のパーツやキットも販売中
  • ランニングシューズからワラーチランに移行すると、最初は走りづらさや痛みを感じることがあるので、まずは歩く、短距離を走ることから始めて徐々に慣らしていく。いきなり長距離を走ったり、無理をすると故障の原因にもなるので要注意
  • ワラーチランニングと同様に素足感覚で走れるベアフットシューズや足袋スニーカーもあるので、それらで足の感覚を慣らしてからワラーチランを始めるのも良さそう
  • ワラーチと呼ばれる形状以外のサンダルで走っている人も結構いる。ビーサン、スポーツサンダル、下駄でフルマラソン完走など。何履いても走れるのね!

ワラーチを購入したいが、種類が多く悩んでしまい、一度に試着できるような販売店は近くにない。手作りするのも面白そうだけど、今は梅とラッキョウを漬けるシーズンで母としての仕事も立て込んでいる(梅7キロ漬け終わり、ラッキョウ2キロはこれから)。

でも早くサンダルで走ってみたいな~♪ あ、そうだ!ペラッペラのサンダルを1つ持っていたわ!それがこちらの「イグアナアイ」

オシャレで目を引く形に「それどこの靴?」とよく聞かれます。雨の日にも重宝。これで走るつもりは無かったのだが

インディオの知恵を詰め込んだ素足感覚を楽しめるオシャレシューズです。前にこれで山道をちょろっと歩いたら、石を踏む感覚がダイレクトに足裏に伝わってきて、痛っ!となったのを思い出す。感触的にはワラーチに近いのではないか? おし、とりあえずこれで走ろう。

実際に走ってみたレポートは次回に続きます!

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