トレイルランニング 初心者体験記~鉄平塾で悩み解決!①~

1人でトレラン体験記
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トレラン歴そろそろ10か月になる、運動初心者・トレラン初心者のよしぞう。お山を楽しく走る日々の中で、いくつかの重大な気づきが訪れる。

  • 走り方(フォームやスピード調整など基本事項もろもろ)が分からない!
  • 走り方を改善するために何をしたらいいか分からない!
  • 本や動画を見て走り方の練習をすると、身体がロボットのように不自然な動きになる!

かけっこもマラソンも苦手で、マラソン大会は腹を据えて歩いていた子ども時代。40年の間、走る練習をしたことは全くない。母親になってからは、すばしっこい子どもを追いかけるのも苦労したものだ。

トレランを始めて、「もっと走れるようになって、色んなお山に行ってみたいな~♪」と思うようになり、欲が出てきた。自己流でテケテケ走っているだけでは、これ以上の成長は望めないのではなかろうか? 以前トレランイベントで主催者さんが撮影してくれた動画を見たら、そこに映っている私の走り方は、テケテケでもなくボテボテ。下半身を重たそうにひきずっているではないか。

トレイル 新緑 
写真だとすごくきれいに映っているけれど、動画だと走り方のアラがよく分かります。現実を知ることが大切だ

私の脳内イメージとだいぶ違う。もうちょい颯爽と走れていると思っていたけども。

そんなときInstagramで目にした、トレラン講習会「鉄平塾」を主催する高木鉄平さんの投稿。

「鉄平塾では、楽に、長く走る方法をお伝えしています。トレランは根性で走るものではありません。初心者から上級者まで、山での走り方を理論的に教えています」

これだ!!!

私が求めていたもの。私のトレランデビューは、ベテランランナーの皆さんに置いて行かれないように、とにかく必死でゼーハーしてついて行くという根性のみの代物だった(40代 1人でトレラン体験記~水筒はいらなかった・前編~)。

そこから前進するときがやってきたようだ。

鉄平さんのプロフィールを見ると、大学の理工学部で物理を専攻していたそうな。子どもの頃から文系一本で本ばかり読んでいた私とは対極にいる人。理系の分析に基づく理論的な走りとはどんなもの…? ぜひともお知恵を拝借させて頂きたいです!

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五月山での初心者講習会に、またもや強者集まる!

9月第一週目の週末。念願の鉄平塾へ参加するため集合場所の阪急池田駅へやってきた。トイレでトレラン用短パンに着替えて(まだ自宅から短パンで電車に乗る勇気がない)改札前へ行くと、トレラン装備に身を包んだ女性二人がすでに到着している。

「おはようございます!今日はよろしくお願いします」と声を掛けると、二人ともにこやかに「よろしくお願いします!」と返してくれた。

ほどなくして鉄平さん登場。「おはようございます。今日の参加者は3名です。一日よろしくお願いします。場所を移動して、まず簡単に自己紹介と今日のスケジュールを説明しますね」。今日は少人数での開催と聞いていたけど、3対1で教えてもらえるなんて、なんて手厚いのだろう

4人で駅前広場に移動して、まずは鉄平さんからの自己紹介。ご自身の経歴と、理系の強みを生かしてトレランの走り方を伝えていることなどをお話してくれる。

鉄平さんについての詳細はこちらのホームページから!

続いて参加者ドロシーさん(仮名)、アリスさん(仮名)の自己紹介。お2人ともスパルタンレースをされていて、近々レースがあるので、その調整のために参加されたとのこと。スパルタンレース、新しいワードだ!

スパルタンレース
スパルタンレース、私もやってみたい!というにはまだまだ未熟者です
スパルタンレース

5キロから20キロ程度の距離に様々な障害物が設定されており、走りながら障害物を越えてゴールを目指す競技。重りを背負って走ったり、立ちはだかる壁を越えたり、有刺鉄線の下をほふく前進したりしながら進む。コースには山道、急坂なども含まれており、総合的な身体能力と走力が求められる。競技人口は世界で100万人以上おり、海外ではフルマラソンと同じ距離を走る長距離のスパルタンレースも開催されている

2人とも優しい笑顔に穏やかな雰囲気だが、確かに全身に筋肉がきれいについたアスリートの身体つきだ。スパルタンレースでは山道やガレ場、急坂を走るので、そのための走力アップを目指して鉄平塾に参加されたとのこと。身体能力、体力共に優れていることは間違いなさそうだ。私の参加する初心者向けイベントには、いつもハイレベルな方々が参加されている。私が初心者すぎるだけなの?

よしぞうは「運動もトレランも初心者で、走り方の改善や走力アップのために何をしていいか分からず、参加しました。イベント案内に書いてあった楽に長く山を走る方法を知りたいです!」という参加動機をお伝えする。

「本を読んだり動画を見ながら走り方を変えようとすると、ロボットのように変な動きになってしまいます。走り方にもいろいろあるようだし、何をどうしたらいいのか分かりません

「なるほど。走り方を習ったことがないなら、どうしていいか分からなくて当然です。初心者の方が走りやすい方法をお伝えするので大丈夫です。では公園に移動して、基礎トレーニングから始めましょう」と鉄平さん。ああ、心強いお言葉!

ウォンバットとラジオ体操で身体の動きを確認

五月山公園へ移動して、「まずラジオ体操をしましょう」と鉄平さん。スマホから流れるラジオ体操の音楽に合わせて、4人で体操を始める。すると、同じタイミングで公園内に音楽が流れだした。

♪ウォウォウォウォ ウォンバット♪ ♪ウォウォウォウォ ウォンバット♪

ウォンバット。

ウォンバット
五月山動物園はウォンバットの飼育数日本一だそうです!

どうやら五月山動物園の売れっ子はウォンバットで、そのテーマソングがあるようだ。ウォンバットにかき消されてラジオ体操の音楽が聞こえないではないか。一同耳を凝らしながら体操に励む。

「ウォンバットで聞こえづらいですが、実はラジオ体操にはトレランに必要な動作がたくさん含まれています。膝を深く曲げたり、つま先立ちしたり、基本的な動きを丁寧に意識しながらやってみてください」と鉄平さん。

この動きは着地に必要で、この動きは太ももの強化に効果的です。と一つ一つ解説してくれる。なるほど!侮るなかれラジオ体操。

「トレランは普通のランニングとは違い、全身の筋肉、反射神経などをまんべんなく使うスポーツです。ラジオ体操には日常生活ではしない動きがたくさん含まれていて、全身を強化できるのでお勧めです」

確かに、細かい動きを確認しながら丁寧にラジオ体操をしていると、じんわり汗をかいていい運動になる。手足、体幹、バランス感覚を鍛えるのに効きそう。毎朝やってみよう!

「では、さらにトレランに必要な動きを強化する、基礎トレーニングを続けましょう」。ウォンバット、いやラジオ体操の次は何をするのだろうか。

→次回 トレイルランニング 初心者体験記~鉄平塾で悩み解決!②~ に続く

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